2013年04月27日

オカルト板の怖い話を拾っていく 第八夜

「生霊」
母の会社の同僚の話 


仮に村上さんとします。村上さんはいつからか、肩こりのようなもの(右肩)に悩まされていた。それまでは、そういった事に悩むような事は全く無かったそうです。 

若い時に旦那を亡くしたらしく、子供もいなくアパートに一人暮らしなのだが、肩こりが始まるようになってから毎晩、不思議な気配を感じるようになったという。それも右肩あたりに。 
他にもおかしな事があった。会社で吉井さん(仮名)という人と過去になにかあったらしくとても仲が悪く、というよりも憎しみあっていて、何かにつけて衝突していたのだが、肩こり以来、吉井さんは全くつっかかってこなくなったそうです。その代わり目が合う度に、不気味な笑みを浮かべたという。 

日に日に、状態は悪化していき、肩こりではすまなくなったので 
病院に行きました。醜く腫れ上がりかなりの熱をもっていたが、全くの原因不明。その後も通院したが、全く回復せず。 

そんなある日、法事で実家に帰った村上さんにお坊さんは怪訝そうにこう言う。 
「あなたの右肩、何か良くないね。一度祓ってもらった方がいいよ」
親戚の目もあり、そこで深くは聞かなかったが、アパートに戻ると早速、祈祷師を呼んだ。 
やってきた祈祷師は、村上さんを見るなり愕然とし、 
「あなた、生き霊に憑かれてるわ」と言いました。 
祈祷師曰く、生き霊は肉体も生きている分、死んだ霊よりも霊力が強いのだという。その日一日では、祓いきれず何日もかかるといわれた。 

まだ痛みはあり、御祓いもまだ続いていたがだいぶ良くなった村上さんは久しぶりに会社に顔を出し母たちにその話をしていた。 
そこへ目の下に、もの凄いクマを作った吉井さんがやってきて村上さんに言った。 
「あなた、生き霊につかれてるんでしょう。それねぇ、あたしなのよ」 
ぞっとする笑みを浮かべて。 
その後も、吉井さんは会社に来ていたが、村上さんは来ることはなかったそうです。 

それまであった、吉井さんの目の下のクマが消えた日だったそうです。 
昨日、村上さんが亡くなったという話を聞いたのは。 
お通夜に吉井さんの姿をみたらしいが、終始不気味な笑みを浮かべていたという。 

現在も、吉井さんは会社に来てるそうですが、そのことを聞く人も、近づく人すらいないそうです。 
                                                     
「指輪」
群馬県の田舎の方である一家が心中したそうです。(仮に鈴木さんとします) 
それから数ヵ月後、その家が壊されることになりました。その時、東京の大学の「オカルト研究会」 
みたいなサークルに所属する学生が壊される前にその家を見物しに行こう、ということになりました。男2人女2人の4人で。 

行ってみるとその家は壊されかけでした。いろいろなモノが散乱しています。ビデオを撮りながら「鈴木さん、お邪魔しまーす」。 
「ここは台所ですね」。「トイレ借りていいですか」・・・ふざけてる内に片方の女の子が怖くなってしまったので帰る事にしました。 
「お邪魔しました~」。ここでビデオも撮るのをやめ、車に乗り込みました。 
帰りの車の中でもう一人の女の子が「この指輪拾ってきちゃった。記念に部室に置いとこーよ!」 

後日。 

男のアパートでビデオを見ることにしました。 
「お邪魔しまーす」「お待ちしてました~」・・・・・聞こえないはずの声が聞こえ4人は互いを見つめあいました。 
「ここは台所ですね」「はい」・・・・「トイレ借りていいですか」「どうぞ」・・・・ 
「お邪魔しました~」・・・・・・「行かないで!!!!!!!」 

沈黙してしまった4人。その時、全員の携帯が一斉に鳴り出した! 
一瞬パニックになりましたが落ち着きを取り戻し全員電話に出てみました。 
男2人の携帯はいずれも無言電話。怖がりの女の子も無言電話。指輪を拾った子の携帯からは 

「あの・・・鈴木ですけど・・・」 
「指輪返して・・・・・」 
                                                  
「頭」
私の同級生から聞いた話ですが・・・ 

高校3年の時、彼は吹奏楽部の部長さんでした。 
吹奏楽部は、放課後旧校舎の教室を全室借りて、楽器のパートごとに 
練習します。そして、下校時刻には部長が全教室の戸締りをするのが 
決まりでした。 
その日も、いつも通りに彼は教室を見回ります。 
部員のみんなはすでに部室(旧校舎の隣にあるプレハブ)に戻っているようで、 
旧校舎には人の気配がありません。 
彼は3階、2階と見回り、残すは1階の2教室のみ。 
そこで、彼の足は止まりました。 
彼から向かって、右側に教室があるのですが、扉は開いており、 
そこから黒くて丸いモノが落ちています。 
もう校舎は明かりが落とされていて、光源は校舎の隣にあるプレハブ(部室) 
の明かりだけでしたが、よく眼をこらしてみると 
それは人の頭に見えます。床に寝転んで、廊下に頭だけ出してる格好の 
ようでした。 
彼はてっきり部員の一人だと思い、 
「おい、早く教室に戻れよ!」と言いながら近づいたのですが、 
どうもおかしいなと思いました。 
どうも、その頭の大きさが異常に大きいのです。 
気のせいかと思ったのですが、普通の頭の2倍は優にありそうでした。 
3mぐらい近づいて見ると、それは彼から背中を向けて横たわって 
います。 
霊感のある彼は、「ヤバイ!」と思ったそうですが、その時はすでに 
遅し。 
逃げようと思った彼よりも、そいつがこちらに顔を向ける(寝返り?) 
方が早かったのです。 
彼は、「そいつと目がバッチリあった。後は部室に逃げ帰ったから 
わからない」と話をこう締めくくりました。 

私も怖い話は大好きで、いろいろ話を聞きますが一番この話が 
怖かったです。すごくリアリティーがあったというか・・・。 
私のヘタクソな文章ではあんまり怖くないかもしれませんが~ 
                                                          
以上。改行等の直しはしていますが原文はいじっていません。
 

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